一条工務店を調べているとよく目にするのが、
間取りに関して一条工務店は制限がある。自由度が低い。
やりたい間取りが出来ない。
などなどネットで言われていますが、
そんな事はない。(はず)
と私は思っています。
少なくとも我が家にはそれが当てはまりませんでした。
それについて今から説明したいと思います!
一条ルールガチガチで完成した間取りとは
打合せも4回目を迎えました。
間取りもほぼ完成です。どのような間取りかというと、
約32坪のコの字型の平屋。
床からの大きな窓が3つ、デッキを囲むような間取りです。

しかも不自然な場所に耐力壁もありません。玄関と廊下の2箇所に「Sタレ壁」という天井から50センチほどの梁は出ていますが、丁度区切りのいい場所なのでそこまで気にならないと思います。
そして私たちの要望は、わがままだらけでした。
- デッキを大きな窓で囲む家
- プライバシーを守りたいので通路は必須
- 通路兼フリースペースとして書斎を設置
- 寝室の近くにトイレ、離れた場所に子供部屋を配置
- ランドリールームが欲しい
- リビングダイニングをL字に
- キッチンはアイランド
- 手洗いの洗面台を玄関に設置
- スリットスライダーは2枚扉
優先順位を決めてどれかは諦めなくてはいけないだろうなーと考えていましたが、
なんと、全て叶えてくれました!!(泣)
そもそも一条ルールって何!?そんなに厳しい条件なの?
なぜ一条工務店は間取りの自由がないと言われているのでしょう?
それは高性能だからです。断熱性・機密性・耐震性の条件をクリアするために、一条ルールと言われている縛りがあります。
I-smartなどで採用されている、パネルの外壁を組み合わせ箱型の構造にすることで耐震性を高めています。また、耐力壁を配置することにより更に耐震に強くなります。
しかし、その箱型の構造と対力壁が間取りの自由度を妨げる要素になっています。
また、機密性に関しては家全体の隙間をハガキに例えると一条はハガキ0.6枚分しかないらしいです!一般的な住宅は5枚分くらいとのこと。なので、窓の設置にも縛りが出てきます。
確かにこれらの条件を満たすとなると、好き勝手な間取りは厳しそうですよね・・・
むしろ断熱性が高いがゆえに、間取りで遊べると思う
一条工務店ではおなじみの勾配天井、吹き抜けって普通にできるのすごいと思います。
寒冷地に住んでいるから思うこと、それは寒いからやりたくても難しい。
通常光熱費が怖くなりますから!吹き抜けなんて寒いの覚悟、暖房費覚悟です。
床からの大きな窓なんてつけたら普通寒いです。基本的に寒冷地は窓の下にパネルヒーターなど暖房を設置することが多いです。
他のハウスメーカーさんならもしかしたら、好きなように間取りを作れるかもしれません。しかし住み心地は果たして良いのか・・・心配です!
そして何より、暖房器具を置かなくて良い。これが最高に間取りやインテリアを制限していないと思うのです。暖房器具があるとその前に家具を置けないし、間取りを作る時はそれを考慮しなくてはなりません。
そう考えるとむしろ間取りが自由になる部分もあると感じます。
一条ルールに負けちゃダメだ!!
私も当初、理想の間取りは出来ないことを覚悟で一条工務店に決めました。
実は、他ハウスメーカーのモデルルームに行った際、非常に気に入った間取りに出会いました。
失礼ながら他社さんの間取り図を持参し、「こういう間取りに憧れてまして・・・」と相談したところやはり最初は厳しいという回答でしたが、最終的に理想の間取りに近づけてくれました。いや、それ以上の間取りにして頂けました!本当に設計士さんには恵まれました。
一条ルールに勝つには
とにかく要望を出して一条ルールが発動するたび、一つ一つ何が原因で出来ないかを理解出来るまで聞きましょう!
設計士さんに任せっきりではなく、こちらも熱意を持ってみんなで提案し合えば突破口が見つかります。
私たちも大きな窓をリビングに付けたかったのですが、耐震性をクリアできませんでした。しかし、隣の小さい窓を無くしてもいいです、と提案したところ付けることができました。
設計士からしてみると、私たちの細かい間取りの優先順位まではわかりません。どうしても譲れない条件は諦めず相談して見てください。
一条ルールがあるから無理だと諦めず、妥協しなければ理想の間取りに近づけることができると思います!
納得のいく家づくり、応援しています!
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